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尖閣諸島問題はかなりデリケート

日本が実効支配をしている尖閣諸島に中国の強化型漁船が逃走しようとして海上保安庁の巡視船に衝突し、船長が公務執行妨害で逮捕拘留されていますね。この問題をきっかけに中国の国民は急激な反日運動を展開し(もちろん、当局が扇動しているのは、この国の常識)、日本との戦争も辞さず、というような急激なナショナリズムが燃え上がっています。それを受ける形で、温家宝首相が船長を「即時釈放しなければ、強硬手段をとる」というような脅しをかけてきました。この国の政治体制が共産主義であるかぎり、いくら「改革開放」しても、このように軍事力をちらつかせながらの恫喝はずっと続くでしょう。

もともと日本住民が住んでいたぐらいで、その後も日本政府が領土保有宣言をしても、当時の支那は何にも言わずに、中国共産党が支配してからも無関心だったのです。ところが、1969年から70年にかけて、国連が近くの水域調査を行った結果、当時のイラクの石油埋蔵量に匹敵する、あるいはそれ以上の石油が埋蔵されている可能性が高い、という見解を発表しました。そのとたん、まず尖閣諸島すぐ近くの台湾(国民党政府)が自国領土であることを主張し、青天白日旗(国民党の旗で、台湾の国旗)を勝手に掲げてしまいました。ついで中国もにわかに関心を示し、歴史的には自国領土である、と主張し始めました。そして、台湾と中国の両方の漁船が尖閣諸島近辺の水域に侵入するようになり、日本は海上保安庁が取り締まりをしてきました。その過程で、巡視船と台湾の漁船が衝突して、漁船が沈没するなどの事故が起きたりしました(これは弁償をしています)。そして、今回は中国の強化型漁船(巡視船に体当たりしても大丈夫なように強化されている)が逃走の途中に巡視船に衝突し、船長が逮捕されたわけです。

日本の民主党、とくに菅首相や前原外相は中国の脅しに対して黙殺をしていますが、これは民主党にしては珍しく(笑い)、正しい対応です。日本固有の領土であるから、「領土問題」は存在しないのですから、黙殺でとうぜんなわけです。ところが、必殺仕分け人の蓮舫女史が「あれは領土問題だ」と発言し、すぐに撤回しましたが、やはり民主党らしくていいですね(笑い)。蓮舫女史は台湾系なので、思わず出てしまった本音なのでしょう。いずれにしても、尖閣諸島問題は中国のみならず、台湾も敵に回すことになり、非常にデリケートな問題になってきました。日本の一部には「中国に舐められてたまるか。海上自衛隊を派遣しろ!」などという人がいますが、中国も台湾も海軍を出していないのに、日本が先に出したら、それこそ軍事衝突が起きるかも知れません。国際紛争の多くは領土と資源と民族と宗教、この4つが大半の原因になっています。太平洋戦争も発端は中国との領土問題と、南方の石油資源をめぐる争いでした。ですから、安易に軍事力を行使したら、引くに引けないことになり、やむを得ずに戦争、という最悪のシナリオになってしまいます。

それより、中国の本音はどこにあるのかを水面下で探り、交渉しつつ、解決策を模索して行くのがベストの外交で、我が国の国益に沿うものです。アメリカはこの問題に関しては、日本の実効支配を認めながらも、解決は当事者同士でやるべきで、アメリカは介入しない、という態度をクリントン政権、ブッシュ政権、そしてオバマ政権がとってきています。中国はフィリピンとの資源紛争でも、軍事力をちらつかせながら、結局はアロヨ大統領との交渉で、両国の共同開発という形に落としどころを持って行きました。しかし、実質的には中国が資源開発を行っていて、これは軍事力が貧弱で、しかも政治基盤も弱いフィリピンとしては、ほとんど選択の余地はなかったのです。しかし、日本はもし軍事的に攻撃されれば、それに対して反撃できるだけの自衛力は保持しています。ですから、ここは「チキンレース」を続けつつ、大人の政治的解決に持っていくしかありません。いちばん怖いのは、「中国、いや支那を討て」という完全な右翼的発想が蔓延することです。まあ、いまの日本ではそれも杞憂でしょうが、民主党が本物の政党であるかどうかが試される局面となりました。

私は軍事オタクですが、政治的にはふつうの保守主義者であり、本来の意味の「リベラル」だと思っています。ですから、ここは冷静に対応することが重要で、右翼的あるいは左翼的発想は戦争を招来する可能性があることを認識しなければならない、と思っています。実際に政権を担っているのは民主党ですから、嫌ですがしょうがないので、「民主党がんばれ」と応援(笑い)しておきましょう。まあ、本心はお手並み拝見なのですが。
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那和秀峻の気まぐれブログへようこそ。エッセイと呼べるほどのものはない駄文、つまり似非を綴っていきます。気が向いたらごらん下さい。

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