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日本のマスメディアはもうちょっと勉強をしてください

京都の「餃子の王将」社長が本社前に早朝何者かに拳銃で射殺されました。たいへんショッキングなニュースでマスメディアはテレビも新聞もこぞってとりあげています。しかし、メディアというか、記者の勉強不足、取材不足が目立つ事件でもあります。その最たるものは、使用された拳銃に関する報道で、いつもながら曖昧かつミスリーディングな内容が目に付きます。

最初、使用拳銃は.22口径の自動拳銃と報じられました。自動拳銃と断定したのは、薬莢が4個現場から回収されたからです。自動拳銃は撃つごとに、使用ずみの薬莢(カートリッジ)を自動的に排出します。リボルバー(回転式拳銃)なら薬莢は拳銃の弾倉(シリンダー)に残っているので、そのまま持ち去ることができます。自動拳銃でも排出された薬莢を逃げるときに拾って行けば警察の捜査はより困難になるのですが、そこまでの余裕がなかったのでしょう。そういう意味では犯人は「プロ」ではなく、顔見知りで、しかも強い怨恨を持つ者という推理ができます。どうして顔見知りかというと、犯人は拳銃をほとんど被害者の身体に押しつけるような形で発砲しているからです。そこまで接近できるのは、いくら不意をついたとしても見ず知らずの人間だと、被害者は逃げるか、抵抗するでしょう。そして、押しつけるように撃つと、発砲音はほとんどしません。最初の報道だと、.22口径(ミリ表示だと5.5ミリ)の拳銃にサイレンサー(消音器)を付けた「殺し屋」の仕業だとありましたが、これは映画の見過ぎか小説の読み過ぎでしょう。それに、「殺し屋」なら、とどめの一発として、被害者のこめかみを撃つはずです。自動拳銃は少なくとも6発は入っているのですから。

そして、つぎの報道では.25口径(ミリ表記では6.35ミリ)の自動拳銃ということになりました。この.25口径自動拳銃というのは、ジョン・M・ブローニング(ブラウニングが正しい)という天才銃器発明者が最初に設計したもので、ベルギーのFN社から発売され、アメリカのコルト社も同じ設計のものをベストポケットモデルとして発売しました。そして、イタリアのベレッタやスペインのアストラなど、コピー製品は世界各国で作られています。.22口径(正確には.22LR)よりもわずかに発射の反動は大きいですが、警察用や軍用に使われている口径9ミリや.38口径(これもミリ表記では約9ミリです)に比べると、ぐっと反動が小さく、それほど射撃に慣れていなくても扱いはたやすいのです。しかも、至近距離で発砲しているわけですから、致命傷を与えるのはそれほどむずかしくはなかったと推定されます。

.25口径自動拳銃弾(正式には.25ACP=オートマチック・コルト・ピストルの略)を撃つ拳銃は反動が小さいだけでなく、超小型であったため、女性のハンドバッグにも入るため、欧米では女性の護身用とみなされてきました。日本では戦前や戦中に将校が護身用としていつも携帯していたり、民間人も一部が所持していました。ですから、そういう拳銃が使われたかも知れませんし、闇ネットで入手したものかも知れません。しかし、.25ACPの自動拳銃はいまでは珍しいので、アメリカなどではコレクターズ・アイテムになっています。

以上のような背景ぐらいは取材して(日本にも銃器専門家がいますし、警察の銃器対策部隊に取材してもいいわけです)、すくなくとも25口径とか38口径とか、インチ表示をそのまま垂れ流すことはやめて欲しいと思います。銃規制が厳しい日本では(これはいいことだと思っていますが)、警察官が持っているのが38口径で、25口径はそれより小さい、と言われてもわかりません。それに警官といっても、制服警官でも.32ACP弾を使う自動拳銃も持っていますし、一部には.357マグナム弾を使う強力なリボルバーも持っています。まあ、そこまで詳しく報道する必要はありませんが、25とか38というインチ表記よりも、ミリ表記を併記すれば、一般にも理解してもらえるでしょう。それぐらいの勉強はして欲しいものです。
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那和秀峻の気まぐれブログへようこそ。エッセイと呼べるほどのものはない駄文、つまり似非を綴っていきます。気が向いたらごらん下さい。

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