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北朝鮮の軍事力はいまどの段階にあるのか?

アメリカ海軍の原子力空母「カール・ビンソン」(CVN70)を中心とした空母打撃群が日本海に入り、米韓合同軍事演習が4月いっぱいで終わったにも関わらず、軍事的な緊張状態は続いています。さらに、日本政府は海上自衛隊のヘリ搭載護衛艦(DDH、いわゆる「ヘリ空母」)の「いずも」を米海軍の補給艦護衛のために派遣しました。北朝鮮は核実験こそ自制していますが、弾道ミサイルの発射実験は相変わらず行っています。中国の習近平国家主席とトランプ大統領の密約はどういうものだったのかわかりませんが、北朝鮮の指導者金正恩委員長の挑発行為を完全に抑え込んではいないようです。そうなると、いちばん心配になるのは、アメリカ軍が先制攻撃をして、日本や韓国に北朝鮮の弾道ミサイルが降ってくるという最悪のシナリオですが、実際のところ、北朝鮮の軍事力はどうなのでしょうか。

北朝鮮がいままでに実験した弾道ミサイルは1990年代のIRBM「ノドン」、そしてICBM「テポドン」があります。このうち、日本全土を射程に収めるのがノドンであり、すでに実戦配備はすんでいます。テポドンはアメリカのグアムやハワイを射程に入れた弾道ミサイルで、いちおうの実戦配備はすんでいるようです。しかし、北朝鮮、とりわけ金正恩はアメリカ本土に届くICBM(テポドン2、または異なる種類のミサイル)を手にすることが、アメリカへの抑止力となり、直接交渉で金王朝の存続を約束させる手段だと思っているようです。しかし、これらのミサイルはいわゆる「液体燃料」を使用したもので、発射準備から発射まで数時間かかり、アメリカの軍事偵察衛星や電波傍受により探知されて、発射前に破壊されてしまう可能性が高いのです。日本、とくに西日本を射程にしたスカッドERは命中精度(CEP、半数必中界)が50メートルとも言われ、非常に精度が高いものですが、これも液体燃料方式なのです。このため、北朝鮮では準備したらすぐに発射が可能な「固体燃料」の弾道ミサイルを開発することに全力をあげてきました。旧ソ連の固体燃料弾道ミサイルをお手本に作られた「ムスダン」、そしてその改良型の「北極星2」がそれですが、いまだに完全な試験成功には至っていないようです。ただし、発射炎を探知されにくい「コールド・ローンチ」方式の打ち上げには成功していますから、これが実戦配備されると、グアムまでは届くようになり、アメリカへの脅威は増します。さらに、北朝鮮は軍事パレードで見せた容器(キャニスター)入りのICBMが「固体燃料」であることを匂わせています。これに対し、アメリカは固体燃料のICBM「ミニットマンII」の実験をわざとして北朝鮮を威嚇しました。

アメリカの最大の関心、そして日本や韓国も深刻に受け止めているのは、弾道ミサイルに搭載できる核弾頭を北朝鮮が完成したかどうかということです。アメリカ軍およびアメリカのシンクタンクの研究では北朝鮮はすでに13-30発の核兵器を保有しているということで、その規模も北朝鮮の地下核実験での地震データからわかっています。問題は、その核兵器が弾道ミサイルの弾頭に搭載できるまで小型化されているかどうかです。私見ではまだ弾道ミサイルに搭載できるほど小型化されてはいないということで、それは安倍総理が「北朝鮮は弾道ミサイルに生物化学兵器を搭載できる能力を有すると見られる」という発言からもうかがい知れます。しかし、北朝鮮がこのまま核開発を続ければ、早ければ1年以内に弾道ミサイルに搭載可能な小型核弾頭を保有することになるでしょう。ですから、この緊張状態は北朝鮮が核開発を放棄するまで続くと考えなければなりません。それは中国の説得が功を奏するか、あるいはロシアのプーチン大統領が出てくるか、アメリカの軍事圧力で屈服させるか、あるいは最悪のシナリオでは北朝鮮が暴発するか、のいずれかでしょう。アメリカの戦略としては、北朝鮮に先に手を出させて、その報復として、巡航ミサイルおよび空爆によって、核関連施設と弾道ミサイル発射施設を叩くことでしょう。もしかすると、その後、中国の人民解放軍が進出して金正恩体制をより穏便な政権に置き換える、という合意もアメリカ政府との間に密約されているかも知れません。ただ、そうなるとロシアが黙っていないので、このシナリオは非現実的かも知れません。いずれにしても、北朝鮮、アメリカ、中国、ロシア、そして韓国と日本が核戦争へ突入するのだけは避けなければなりません。その解決策はアメリカの限定的軍事力行使なのか、あるいは北朝鮮の自発的核開発放棄(これはほとんどあり得ませんが)、または中国かロシアの説得により交渉のテーブルとなるのか、現段階では予断を許さない状況になっています。
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那和秀峻の気まぐれブログへようこそ。エッセイと呼べるほどのものはない駄文、つまり似非を綴っていきます。気が向いたらごらん下さい。

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